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労働衛生管理

化学物質による中毒予防

化学物質は、有益なものである一方、危険性や有害性を持つものも多く、その取り扱いによって人の健康に影響をおよぼすことがあるため適切な管理を行うことが必要となります。
職場においては次のようなばく露の経路があります。

  • 作業環境中のガス、蒸気、粉じんを吸入する経気道ばく露
  • 皮膚に接触することにより吸収される経皮ばく露
  • 有害物に汚染されたものを食べるなどの経口ばく露

粉じんによる疾病の予防

じん肺は、古くから知られている代表的な職業性疾病です。
じん肺を防止する対策としては、

  • 粉じん発散および粉じんへのばく露を低減させるための対策
  • 粉じん作業従事労働者に対する健康管理

が重要です。

騒音による疾病予防

騒音は、騒音性難聴の原因となることから、その防止対策は重要です。そのため、作業環境測定(6か月以内毎に1回の等価雄音レベルの測定)の実施や、管理区分(作業環境測定結果の評価結果)に応じた騒音対策(耳栓等)が必要です。
また、健康診断の実施(オージオメーターによる検査等)や労働者に対する労働衛生教育も大切です。

電離放射線障害予防

放射線や放射性物質は、障害等をもたらすことがあります。労働者の放射線による障害を防止し、これが正しく利用されることを目的に電離放射線障害防止規則が定められています。
放射線業務や放射性物質の取扱業務に労働者を従事させるときは、管理区域の明示、被爆限度の徹底、特殊健康診断の実施、作業主任者の選任等適正な管理が必要です。

振動障害予防

振動が手・腕・胸等に伝わり、血のめぐりが悪くなり神経の働きに影響を及ぼすなどの振動障害が発生する恐れがあります。
このため、できるだけ振動の少ない工具や防振手袋を使用し、一日の作業時間は合計2時間以内、連続作業は10分以内とし、一連作業の後5分以上の休止時間を設けることが必要です。

腰痛予防

腰痛予防対策には、自動化・省略化、作業姿勢の改善など色々あります。

熱中症予防

高温なものを取り扱う作業においては、熱中症(体温調節や循環機能などの働きに障害が起こる病気)となる恐れがあります。
温湿度変化を知るための温・湿度計や水分補給のためのドリンクやおしぼりを備え付けたり、涼しい場所へ休憩場所を設ける等の方法があります。

酸素欠乏症等の防止

汚泥槽や豆等の穀物を入れている食庫等、酸素を消費し内部の酸素が少なくなる場所(酸素欠乏危険場所)に入る場合には、酸素欠乏作業主任者を選任し、その指揮のもと内部の換気を十分に行い、内部の酸素濃度を測定し、酸素濃度が18%以上であることを確認してから入るなどの措置を取る必要があります。

事務所の衛生管理

事務所衛生基準規則では、労働者1人について気積を10立方メートル以上とすること、空気調和設備の調整、まぶしくない適正な照明、休憩設備の設置、清掃及びねずみ・こん虫等の防除などが定められています。定期的にこれら基準をクリアしているか確認することも必要です。


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